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殿村栄一の日記

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「鹿鳴・旦那の還暦祝」展

九月十一日。私の尊敬し、山ほどのお世話になっている
浅草・弁天山のてぬぐい屋さんの還暦を祝い、展覧会を開きました。
同じ思いを持つ仲間20人と、ご本人をモチーフにしたり
想いをイメージしたりと、それぞれの個展に出品する作品とは
ちょっと違う作品が並びました。これは、ご本人への想いの強さと
仲間がどんな作品を出すのか…?という緊張感が成せる業でしょう。
いい意味での意地の結晶のように見えました。

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会場は、浅草西町会会館を拝借しました。
町の世話役さんのお祝いの場として、最適でした。

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ご本人、登場。
この作品展のことは、当日まで内緒でした。秘密保持がいちばんたいへんでした(o^-’)

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ご挨拶。
喜んでいただけました。

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横谷光明さん作。
浅草といえば観音様。
観音様のような方への想いを込めて…

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横谷さんの倅さん、昭則さんの作品。
元気で、長生きを…

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藤村明光さんの作品。
還暦の天使…
微妙です(@_@)

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藤村紫雲さんの作品。
こちらは正統派。
上品な香りが漂います。

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明光さんのお弟子さん
山崎あゆみさんの作品。
彼女は、明光さんの門を叩く前に、フィギュアの原型を作る仕事をしていました。
なんともリアル。
イラストは彼女の旦那さんの作品。

「鹿鳴・旦那の還暦祝」展_c0195006_10523743.jpg札幌からも参加。
小笠原み蔵さんの作品。
ゴリラや豚のモチーフで有名な彫刻家。
じぃ~っと見ているとご本人そっくりに…。

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山田卓泳さんの作品。
本業は獣医さんですが、一年に彫る落款の数は玄人以上。
愉快な似顔絵の遊印です。

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毛利健一さんの作品。
見事な竹細工の袋物。
こちらは大分から。

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らーめん屋さんの
松本光昭さんの作品。
愉快愉快…

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中井まりさんの作品。
お誕生日にふさわしい景色。

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…なだけではありません。
お月さんの中に透かしでお名前が見えます。
凄い!

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長谷川裕子さんの作品。
頭を押さえるとバンザイするんですよ。
優しげな表情。見事そのものです。

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浅山美里さんの作品。
手書きの風呂敷です。

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ひとつひとつ表情が豊か。
名づけて千尋小紋。

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石田毅司さんの作品。
屋号の藤の花と、ご本人と奥様の誕生花をつまみ簪に…
綺麗。

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小倉成年さんの作品。
染め絵の型紙を切る小刀です。
切れ味が見ただけで感じられます。

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西山和宏さんの作品。
押絵羽子板といえば、役者絵。見事な二枚目です。
ぃよ!ふじ屋ぁ~!

「鹿鳴・旦那の還暦祝」展_c0195006_1110517.jpg木下栄司さんの作品。
彼は、私同様、ご本人様との出会いがなければ、作家となっていたかわからない人間です。
お人柄から感じられる色を、この話が持ち上がってから、ずっと捜し求めていたとか。やっと出た色と、螺旋の文様に奥深さ。かんにゅうに優しいけど強い思いやりを込めたそうです。
ありがとう…の逸品。

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渡辺彰さんの作品。
家の秘伝を書き記し、残していただく巻子(巻物)を入れる筒。中は桐。外箱は桑です。
さすがアイディアマン。

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三浦孝之さんの作品。
いとし藤のかざりかんざし。
「誰のどこにさす?」の質問に
「耳掻きです」ってさ (^ヮ^)
さすが江戸っ子。

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川上正洋さんの作品。
お父様のお祝いと、お客様への感謝の印として染めたのだそうです。
さすが、若旦那。気配りの人。
お家の中での秘密を守ることが、とても大変だったそうです。
もうしないから、許してね、まぁ君。

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最後にわたくし
殿村栄一の作品。
川上さんは人の輪を大切になさる方。その輪の中に入れていただき、たびたびアドヴァイスをくださり、なんとか絵描きをさせていただいています。似顔の千手観音も描きたかったけど、やっぱりこれでした。円は満ちた月であり、大宇宙であり、人の心でもある。感謝の気持ちと、私の抱いているイメージは「円」でした。
ありがとうございます。これからも、どうか宜しくお願いいたします。
お元気で夢を叶えてください。


by sousouan44 | 2009-09-14 11:39 | お世話になってます