500年を超える歴史を誇る郷土伝統芸能です。
大念仏狂言の多くは無声…パントマイムなのに対して
ゑんま堂狂言には台詞がある演目が多く
より解りやすいお芝居となっています。
支えているのは地域の方々。ここでも後継者の問題は
大きな課題だそうです。
閻魔庁という狂言。
捌きを受ける亡者と、閻魔様に亡者を差し出す鬼とのやり取りが愉快な狂言。
亡者。
こいつが、ちと曲者。
ほうらく割という狂言。
太鼓屋とほうらく屋とのイサカイが滑稽。
ほうらくとは今で言うフライパンのようなものだそうです。
仲裁役の庄屋さんも最後にはホトホト呆れるほどの馬鹿っぷり。
芝居のストーリー上では、怒った太鼓屋がほうらく屋の品物を放り投げ、滅茶苦茶にするのですが
素焼きのほうらくに願い事と名前を書いて奉納するという行事でもあります。
いろはという狂言。
寺子屋での先生と教え子のナンセンスでドタバタなコメディ。
頓珍漢な子供に翻弄され、ついには気絶(>_<)
芋汁という狂言。
酒好きな家族と使用人と泥棒とのドタバタ。
人情の微妙なバランスが愉快。
今日、明日は昼、夜二回公演です。
役者さん達の熱演が楽しみです。