4月23日から札幌で展覧会を開きます。
お地蔵様にはお留守番願って、子供の頃から好きだった
乗り物を中心として、私の大好きなものを描いて持って行きます。
最近の自動車や電車などの姿は、機能と安全、耐久性などの
技術が形になってきました。これはたいへん素晴らしいことで
あるのでしょうが、どうも味気ない。私が描きたい…と思うものたちは
それらが作り出された時代が思い浮かび、人間味に富んだものばかりです。
『こうやったら早く、強く、便利に…』といった事がらが目に見える
手触りのある仕事の末にこの世に生まれてきたように思えます。
実際の話、以前友だちの自動車を預かっていました。
1959年製の英国の車です。私よりもお兄さんの自動車。
子供が自動車のことを「ブ~ブ」なんて言いますが、まさしくこの音で
走るのです。人間でいえば百歳を越えている車ですから、しょっちゅう具合が
悪くなり、走っている最中にも「休ませて欲しい」と訴えられたりもしました(^-^)
エンジンルームを見ても、走るために必要最低限の部品しか置かれておらず
素人の私にも、どれがどの役割を受け持っているのかが分かるほどでした。
丸みのある形。頑張ってるんだという気持ちが伝わってくるような音。
たくさんの人や荷物を運んでくれた乗り物たちを描いてます。
4月札幌。お近くでしたら御覧にいらしてください。